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2020/01/23
卒業式の母親、訪問着で出席しても大丈夫?気をつけるポイントは?
3月には小学校、中学、高校の卒業式が控えています。
学生のお子様がいらっしゃるお母様は、卒業式に出席する際の服装はお決まりですか?
着物を着て出席する場合、よく耳にする訪問着で大丈夫なのか?どんな色や柄が良いのか?など、悩まれる方も多いですよね。
そこで今回は、卒業式出席にふさわしい訪問着についてご紹介していきます。
【お子様の卒業式、訪問着で出席しても大丈夫?】
卒業式や入学式は、学校の式典。
参加する子供たちは制服やスーツ、ワンピース、大学生なら袴を身につけます。
なので付き添いの親も、同等の服装で参加することが望ましいとされています。
したがって、準礼装でもある訪問着や付下げ、紋付の色無地は、卒業式や入学式などのセレモニーにはぴったりの装いです。
特に訪問着は華やかで、子供の成長を喜ぶ式に彩りを添えてくれますよ。
訪問着は、卒業式や入学式にふさわしい式服。付き添いの親として子供の門出と成長を祝い、学校への感謝と礼を伝えるとよいでしょう。
【卒業式に訪問着で出席する際に、気をつけたいポイント】
〇派手な色・柄を避ける
卒業式や入学式はお子様が主役の式典ですので、付き添いの親の訪問着は、控えめで上品な色柄のものを選ぶと失敗しませんよ。
訪問着は淡い色に吉祥柄のものから、濃い色のインパクトがある柄行きものまでさまざまです。
好みもありますが、やはり式典にふさわしい淡い色の控えめな印象の訪問着を選ぶのをおすすめします。
卒業式は別れと門出、そして学校への感謝の意をあらわすものとして、グレーや水色、グレーピンクなど落ち着いた色、柄は季節の草花や、山水が描かれたものにすると失敗がありません。
〇長襦袢・半衿の色に注意
卒業式や入学式は、準礼装として出席するべき「式」です。
最近はしきたりが少し緩くなってきましたが、基本は長襦袢・半衿は白を着用することになっています。
白い長襦袢でなければ、薄いピンクのぼかしが入ったものなどでも良いでしょう。
派手な洒落ものの長襦袢はNGです。
◯礼装用の袋帯を
訪問着に使用する帯は、袋帯が基本。
二重太鼓にして厚みを持たせることで、格式を表現します。
袋帯はカジュアルな洒落ものは避け、金糸・銀糸が施された礼装用のものを選びましょう。
とはいえ、金糸が多すぎると目立ち過ぎてしまいますので、白系が主体の淡い色の袋帯にして、帯締めで変化をつけると良いでしょう。
【卒業式の訪問着はどんな色がいいの?】
卒業式や入学式の訪問着の色は、ピンクやグレー、若草色、ラベンダー、クリームなど落ち着いた淡いものがおすすめです。
しかし、顔色や体型によって似合う色がありますので、試着してぴったりのものを選びましょう。
式服としての訪問着と袋帯は、場合によってはぼんやりとした組み合わせになりがちですが、帯揚げや帯締めで雰囲気はガラリと変わりますよ。
式服で着用する訪問着の重ね衿は、着物の地色よりも薄い色にすると上品な装いとなります。
帯あげを重ね衿と同じ色合いのものにして、帯締めを濃い色にすると、すっきりと見えますよ。
いかがでしたか?
お子様が主役の卒業式。
卒業式は、学生時代の想い出に残る大事な1日ですよね。
お母様も着物を着て、親子2人で素敵な写真を撮っておきましょう。
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