2025/12/15
卒業式 紋付袴
【男性教員必見】卒業式、定番の「黒」でも差がつく！先生のための“お洒落で厳粛”な紋付袴選び
卒業生の担任を持たれている先生方、卒業おめでとうございます。
ハレの日の装い、スーツも素敵ですが、日本の伝統的な正装である「紋付袴」は、やはり威厳と特別感があります。
「でも、どんな柄を選べばいい？」「派手すぎて浮くのは困る」
そんな先生方に向けて、実際に多くの教員の方に選ばれている、「王道だけど古臭くない」「お洒落だけど派手じゃない」絶妙なコーディネートをご紹介します！
まずは王道を！「黒紋付」は“織り模様”で若々しく着こなす
黒の紋付は、間違いのない定番のカラー
基本の考え方： 教員の正装として最も間違いがないのは「黒の紋付」
差別化ポイント：
ただの無地の黒だと、少し堅苦しすぎたり、場合によっては少し古めかしく見えてしまうことも。
おすすめは、生地自体に「市松模様」や「細いストライプ」の織り模様が入っているもの。
メリット：
遠目で見れば「黒の正装」ですが、光の当たり具合で柄が浮き上がり、奥行きが出ます。
これだけでグッと現代的で、若々しくお洒落な印象になります。
薄っすら浮かび上がる市松模様
シルバーの細いラメストライプのタイプ
袴でこなれ感を。グラデーション×市松で上品に
黒紋付に縞の袴といえば、結婚式でも定番の組み合わせ。
脱・定番： 上が黒の場合、下（袴）に白黒の縞模様（仙台平）を合わせるのが最も格式高いですが、少し「校長先生感」や「結婚式の新郎感」が出てしまう懸念も。
おすすめの袴：
「白から黒へ変わるグラデーション地」
そこに「薄いゴールドの市松模様」や「シルバーのストライプ」が入ったものを合わせるのがカネマタ流。
決して派手ではありません：
「金？銀？」と聞くと派手そうに聞こえますが、グラデーションに馴染む落ち着いた色味なので、悪目立ちしません。
むしろ足元が明るくなることで、全体が洗練された印象になります。
実績： 実際に、この組み合わせは多くの男性教員の方にご利用いただいる鉄板コーデです。
シルバーのストライプ模様の袴（2025年3月の卒業式で実際にご利用いただきました）
全体がモノトーンで、光沢感も控えめなので洗練されたオシャレ感が〇
ゴールドの小さな市松模様の袴（2025年3月の卒業式で実際にご利用いただきました）
ゴールドでも、模様も一つ一つが小さく、薄めなので派手過ぎず〇
学校の雰囲気に合わせて…「深緑」や「濃紺」という選択肢
黒以外を着てみたいという方。
そんな先生にオススメなのは、深緑や濃紺！
どちらの色も落ち着きがあり、知的な印象を与えるので先生にぴったりです。
注意点： 学校によっては「教員は黒紋付のみ」という規定や暗黙のルールがある場合も。必ず事前に確認や、学年主任・管理職への相談をおすすめします。
自由な校風なら「白」もアリ！圧倒的な清潔感
もし服装の規定が比較的自由な学校であれば、「白」という選択肢も。
白のメリット：
「派手」と思われがちですが、実は「清潔感」があり、フォーマルな雰囲気が保てます。
顔映りもよく、爽やかな先生らしさを演出できます。
高校の教員の方々。左から、白、深緑、深緑（女性）、濃紺、黒、黒をそれぞれお召になっています。
サイズや組み合わせの不安はLINEで解決！
「自分の身長に合うサイズが分からない」「お腹周りが出てて、着れるか心配」
そんなお悩み、ありますよね。
カネマタのネットレンタルは、身長や体型を伝えるだけでプロが最適なサイズをご案内します。
「この着物にこの袴は変じゃない？」といったコーディネート相談も、LINEで気軽にOK！
忙しい先生方でも、お時間のある時にゆっくりと、実際に店舗で試着しているような感覚でお着物を選んでいただけます。
もちろん、ご試着もOK！
店頭でもネットでも、ご試着がいただけます。
（ネットからの場合、一度に着物と袴合わせて3着まで。一回5,000円かかります）
お気軽にお問い合わせください。
卒業式という『ハレの日』に、男性教員が紋付袴をまとう意味
正直なところ、卒業式で袴をお召しになる男性の先生は、女性の先生に比べればまだまだ少数派です。
「わざわざお金をかけてまで…」 「美容院や着付けの手配も大変だし…」 「式の華やかさは、女性の先生方にお任せして、自分はスーツでいいか」
そう思われるのも、無理はないかと思います。
準備の手間を考えれば、スーツの方が圧倒的に楽なのは間違いありません。
それでも、あえて私たちが男性の先生に紋付袴をおすすめしたい理由。
それは、理屈抜きで「一目で『お祝い』の気持ちが伝わるから」です。
日本の第一礼装である紋付袴には、その場をピリッと引き締める「威厳」と、有無を言わせない「特別感」があります。
先生がその姿で式場に立つだけで、「今日は君たちのための、ハレの日なんだぞ」という言葉を超えたメッセージが、強く、生徒たちの心に届くはずです。
手塩にかけて育てた、大事な教え子たちの一度きりの旅立ちの日。
その背中を力強く押すための衣裳として、「紋付袴」を選んでみませんか？
そして、もし着ていただけるなら。
ただの制服としてではなく、今回ご紹介したような、少し遊び心のある織り模様や袴を合わせて。
「お、着物って案外かっこいいな」 「こんなお洒落な組み合わせもあるんだな」
そんな風に、先生ご自身が日本の伝統衣装をファッションとして楽しんでいただけたなら。
着物を愛する私たちスタッフとして、これほど嬉しいことはありません。
先生と、生徒の皆様にとって、最高の卒業式になりますように。
カネマタ衣裳店は、そのお手伝いを全力でさせていただきます！
この記事の著者
2016年入社 ブルベ夏 身長162㎝
鮮やかでカラフルなコーディネートが得意です
プライベートでもリサイクル着物を着て出かけてみたり
着物と帯が増え始めて困っています
