貸衣装店カネマタのブログ

“美白”に勘違いをしたことがあります。

小学生の頃ドラッグストアで見かけたその文字に、使えばたちまち肌が白くなると思ったのです。

実際は新たに生まれるシミを防ぐだけだと知り、ショックだったのを今でも覚えています。

今以上に黒くならないためだけかい！と(笑)

日焼けして真っ黒になった肌を見ながら、何色の服が似合うのか悩んだものです。

着物を選ぶ時もサイズやお値段以上に気になるのは、色が顔に合うかどうかではないでしょうか？

店頭でもチョコレート色の肌を気にする、若いママさんたちにお会いします。

今日はそんな方にどんな色の訪問着が似合うのか説明していきます！

似合う色・似合わない色

（画像出典：ファンデの色の分類はどうやって決まるの？ | 資生堂 ファンデ100問100答）

今回取り上げてるのは緑の枠線に当てはまる方々。

「特に濃い肌色」と同じ色を抽出して、似合う色、似合わない色で囲ってみました。

まず似合わない色は

■パステルカラー

淡い色は明るいために顔色が対比で、より暗く見えてしまうから。

トリックアートとかで同じ色なのに周りの色によって全然違う色に見えるという、あれと同じ理屈です。

■オレンジ

■濃い茶色系

これらは逆に顔色のトーンに近すぎてどんより暗く沈んでしまいます。

似合う色

■薄すぎず濃すぎないサーモンピンク

■白ではなく生成りやクリーム色

肌なじみが良く顔色を明るく見せてくれる色です。

ママらしい優しい印象にもなります。

■紺、赤、黒

パステルカラーとは逆に、濃くはっきりした色であれば対比で顔色がよく見えてきます。

カッコいい感じのママに。

それを踏まえて実際のコーディネート

何年も着付け師をしているベテランさんに組んでみてもらったのがこちら！

ベテランさんいわくポイントは、重ね衿や帯締めを着物に近い色やパステルカラーではなく、少しはっきりした色にすること。

そうすれば小物の刺し色に視線が引っ張られ、顔周りだけに意識が集中しなくなります。

色数が増えて華やかにも見えるのでいいこと尽くめ！

帯も豪華なものにすれば気分もより盛り上がります♪

ポーラ化成工業(株)が昨年９月に発表した論文では

「体重あたりの体幹と下半身の筋肉量が多いほど顔のシミが少ない」

「体の筋肉量が多いほどシワ、毛穴の目立ち、色ムラなどが少ない」んだとか。

美しい着物姿は姿勢も大事。

体を鍛えて、美肌＆着物美人を目指してください。

使用衣裳

訪問着Ｎｏ．５８８　ピンク　赤菊柄　￥２４，８００

ネットレンタルはこちら（クリックすると衣裳ページに飛べます）