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2019/11/04
和装の結婚式!神前式とは?何をするの?
和装の結婚式は日本らしくてとても素敵ですよね。
神社で行う挙式の神前式。
名前は耳にしたことがあっても、どんなものなのかは分からない方が多いはず。
そこで今回は神前式とはどんなものなのか、式の流れはどんなものなのか、ご紹介していきます。
【神前式とは?】
神前式とは、神社に祀られている神様の前に結婚を誓うという日本の伝統的な挙式スタイルです。
神社挙式の元々の起源は、古くは室町時代まで遡り、当時は3日ほどかけて結婚式が行われていました。
現在の様な神社挙式の流れが完成したのは、明治33年に大正天皇が東京大神宮(当時は日比谷大神宮)で挙げた結婚式だとされています。
【神前式の流れ】
1.参進の儀
巫女の先導に続き、新郎・新婦、両親、その他の参列者が神殿に向かいます。
雅楽の音のなか、歩を進めます。
2.入場
新郎・新婦は神前の正面に、新郎側親族は向かって右側、新婦側親族は向かって左側に、それぞれ血縁関係の濃い順番で、席につきます。
3.修祓(しゅうばつ)の儀
挙式の前に、新郎・新婦、参列者の身を清めるためのお祓いを受けます。
4.祝詞奏上
神職が結婚を神様に報告するため、祝詞を読み上げます。
5.三献の儀
新郎新婦が、巫女から継がれる神酒で三々九度を行います。
小中大の大きさが異なる3つの杯を使用します。
まずは新郎が継がれた神酒を三度に分けて、飲みます。次に同じ杯を使い新婦も同様に三度に分け神酒を飲みます。次に杯を変え、今度は新婦からのみ、新郎も後に続きます。最後1回目と同様に新郎から神酒を汲みます。
6.神楽奉納
巫女が雅楽に合わせ、結婚を祝い舞の披露をします。
7.誓詞奏上
神に誓いを立てるため、新郎・新婦が神前に進み誓詞を読み上げます。基本的には、新郎が読み上げ、自分の名前のみ新婦が読み上げます。
誓詞は用意されているため、自分で考える必要はありません。
8.玉串拝礼
玉串を新郎・新婦それぞれもち、神前に捧げます。捧げる際には右手で葉先を、左手で茎をもち、時計回りに半回転させて、供えます。
9.親族杯の儀
両家の結びつきを祝うため、参列した親族と新郎・新婦全員で、神酒を三度に分けて飲みます。
10.斎主挨拶
神職と新郎新婦、参列者が一同に神前に拝礼、祝いの挨拶をします。
11.退場
神職に続き、新郎新婦・参列者が退場します。
以上が神前式の一通りの内容です。
これだけあると難しそうに思えますが、全ての儀式は挙式前に説明がありますし、本番の進行も巫女が先導してくれるため、全てを覚えておく必要はありませんので大丈夫ですよ。
ある程度の流れを知っておくと想像がしやすいですよね。
日本古来の神前式。
神社という歴史的な場所で、
神様に2人で共に生きていくことを誓えるのはとても貴重なことですし、一生の想い出になりますよ。
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