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2020/01/30
帯留めで着物コーデを楽しもう!
着物について詳しくない方でも、帯の存在は必ず知っていますよね。
帯はパッと見た時に目に入る存在な為、着物との相性を考えたり、コーデのポイントになる場合が多いです。
そんな皆様は、帯留めの存在はご存知でしょうか?帯留めを上手に活用すると、ますます着物コーデの幅が広がりますよ。
そこで今回は、帯留めについて詳しくご紹介致します。
【帯留めってなに?】
帯留めとは、帯締めに通して使う着物用のアクセサリーのことです。見た目はベルトのバックルのような感じ。
帯締めや帯揚げは帯を固定する為の実用品ですが、帯留めはあくまでアクセサリーですので、正直なところ無くても着物姿は成立します。
ですが、季節のモチーフを身に付けて季節感を表現したり、帯や着物の柄を引き立たせる小道具としての楽しみがあり、なおかつ少し着物通にも見えるお得なアイテムでもあるのです。
【帯留めはどう付ける?】
結び方は普通の帯締めと変わりません。
あらかじめ三分紐という紐に帯留めを通しておき、普通の帯締めと同じように本結びで結びましょう。
結んで余った紐は蝶々結びやお団子状にまとめておき、結び目は後ろに回してお太鼓の中に隠します。
そして帯留めを体の中心にもってきたら完成です。
【帯留めはどう楽しむ?】
帯留めにこれと言った決まりはありませんが、帯と同じようなモチーフのものにするとオシャレ感が増すはず。
例えば、波のような柄の帯ならお魚の帯留めを合わせたり、梅の柄ならウグイスなどの帯留めを合わせたり。
自分でテーマを決めて、洋服のネックレスやピアスと同じような感覚で使うとコーデを考えるのが楽しくなりますよね。
〇帯留めを自分で作ってみる
ブローチ、片方落としてなくしたイヤリング、綺麗なボタンなど何でもかまいません。
帯留め金具はアクセサリーの材料のお店で入手できます。裏が平らなものでしたら、帯留め金具にボンドで貼り付けるだけで帯留めの完成です。
100円ショップにあるハンドメイドコーナーなどを活用して、1から手作りしてみるのも楽しいですよね。
【帯留めのNGの場面は?】
着物のTPOと同じように、帯留めにもTPOがあります。
まず、お茶席では帯留めはNGです。お茶席では茶器を傷つけないように、帯留めのみならず、指輪・腕時計にいたるまでアクセサリーはつけません。
帯留めはあくまで趣味的なもので、礼装には付けないとされる方も多くいらっしゃいます。
フォーマルな場所ではNGの場合も多い帯留めですが、プライベートの行事でカジュアルに着物を着る時は堅苦しく考えず、気軽に着けてみてはいかがでしょうか。
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