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2025/06/07
他では教えてくれない!老舗貸衣装店が語る、本当にあった“後悔しない留袖レンタル”の選び方
お子様のご結婚、誠におめでとうございます!
親御様として、ご親族として、喜びもひとしおのことと存じます。
そして、その大切なハレの日にお召しになる「留袖」。
新郎新婦を支え、ゲストをお迎えする立場として、品格のある美しい装いで臨みたいものですよね。
でも、いざ留袖を選ぶとなると、「どんな柄を選べばいいの?」「どこでレンタルするのが賢明?」「相場はどれくらい?」など、たくさんの疑問や少しのご不安が生まれるかもしれません。
ご安心ください!
この記事では、留袖レンタルの基本から、お立場や年代に合わせた後悔しない選び方、気になる費用相場、そして決められない時のお着物選びのヒントやここだけのお話まで、私たちカネマタ衣裳店が、長年の経験を基に丁寧にご案内いたします。
愛知県半田市で創業118年、数多くのご結婚式のお手伝いをさせていただいてきたカネマタ衣裳店が、皆様の留袖選びを心を込めてサポートさせていただきます。
この記事でご紹介するお写真は、すべてカネマタの実際のお客様と実際にお借りいただける留袖です。
気になったお品は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まず知っておきたい留袖の基本。黒留袖と色留袖の違いとは?
留袖選びを始める前に、まずは留袖の基本的な知識について少しだけ触れておきましょう。
これを知っておくだけで、より自信を持ってお着物選びを進めることができますよ。
最も格式高い正礼装「黒留袖」
黒留袖は、地色が黒の絹地で、裾だけに華やかでおめでたい模様が描かれているのが特徴です。
既婚女性が着用する着物の中で最も格式が高い「第一礼装」とされ、主に新郎新婦のお母様や、仲人夫人がお召しになります。
背中、両胸、両袖の五か所に家紋が入り、その場の主役に近い立場であることを示します。
新郎新婦のお母様や祖母、叔母といったお身内であれば、黒留袖をお召しになるのが最も正式で、間違いのない選択と言えるでしょう。
多彩なシーンで着用できる準礼装「色留袖」
色留袖は、黒以外の様々な地色(ピンク、水色、クリーム色など)に、黒留袖と同じように裾だけに模様が入ったお着物です。
紋の数によって格が変わり、五つ紋なら黒留袖と同格の第一礼装、三つ紋や一つ紋なら準礼装となります。
また、叙勲などの晴れやかな式典にもふさわしいお着物です。
新郎新婦の姉妹やいとこなどのご親族が、お祝いの席に華を添える意味合いで着用されることが多いです。
逆に特別な理由なく、新郎新婦様のお母様の立場では色留袖は着ていただけません。
黒留袖と色留袖の違いはこちらでもっと詳しく解説しています。ご興味のある方は合わせてご覧ください→結婚式の母親!黒留袖と色留袖の違い、選ぶときのポイントは??
後悔しない留袖レンタルの選び方【立場別ポイント】
留袖は、お召しになる方の立場や想いによって、選び方のポイントも変わってきます。
ご自身の魅力を最大限に引き出す一着を見つけるためのヒントをご紹介します。
【最重要】まずはお相手の服装を確認!両家で格を揃えましょう
留袖選びを始める前に、実は何よりも先に確認していただきたい大切なことがあります。
それは、お相手のお母様が何をお召しになるか、ということです。
結婚式は両家が揃う大切な場ですので、両家のお母様の服装の「格」を合わせるのが望ましいとされています。
例えば、片方のお母様が最も格式高い黒留袖なのに、もう片方のお母様が少しカジュアルなワンピース、ということになると、お二人が並んでゲストにご挨拶される際や、記念写真を撮る際にちぐはぐな印象になってしまいます。
まずは、お相手のお母様がお着物(留袖)なのか、それとも洋装(フォーマルドレス)なのかを、新郎新婦を通じてご確認いただくのが、留袖選びの最初の、そして最も重要なステップです。
これは、ご自身の好みのお着物を選ぶ以上に大切なことかもしれません。
もし、どうしても双方で服装が異なってしまう場合は、どちらが良い悪いということではありませんので、その旨を事前に新郎新婦に伝え、両家で了承しておくと、当日気まずい思いをすることなく、心からお祝いの気持ちに集中できるでしょう。
お母様の黒留袖選び:祝福の心を映す一着を
新郎新婦のお母様は、ゲストをお迎えする大切な立場です。
年齢に相応しい物を気にされる方が大勢いらっしゃいますが、基本的にお好きな柄を選んでいただいて大丈夫です。
ただ、私たちがお手伝いさせていただく中で、いくつか選び方のポイントがあるように感じています。
お立場上、あまりに暗い色合いや地味すぎる柄は、お祝いの席で少し寂しい印象になってしまうこともありますので、積極的におすすめはしておりません(もちろん、すっきりとした柄がお好みであれば、全く問題ありません)。
逆に、上半身が黒である分、裾模様に「赤」が多く使われている柄は、会場でかなり目を引きます。
迷われた時は、鶴や御所車といった縁起の良い古典柄や、四季折々の美しい花々が描かれた花柄などが、上品で誰からも好印象を持たれる、間違いのない選択と言えるでしょう。
柄の中に、金箔や、きらりと光る金駒刺繍などが少し入っていると、派手になりすぎることなく、上品さと華やかさの良いとこ取りができますよ。
留袖の夏物について詳しく解説した記事はこちら→夏の結婚式。留袖にも夏物はあるの?夏に冬物を着てはダメ?
ご親族・お祖母様の留袖選び:立場に合わせた気品を添えて
叔母様や既婚の姉妹といったご親族は、黒留袖、色留袖のどちらでもお召しいただけます。
ここで大切なのは、お相手の同じ立場の方が何をお召しになるかを確認し、両家で格を合わせることです。
例えば、新郎の叔母様と新婦の叔母様が、揃って黒留袖、あるいは揃って色留袖にされると、とても統一感があり美しいものです。
お祖母様の場合は、上品で落ち着いた色柄の黒留袖が、お孫様の晴れの日を温かく見守るお気持ちにふさわしく、素敵にお召しいただけます。
金銀の刺繍が控えめなものや、色数を抑えた上品な古典柄などが、お祖母様ならではの気品と優しさを引き立ててくれるでしょう。
ご祖母様ぐらいの年齢、お立場なら、このぐらいの柄の量、色味でもOK
人気5~1位までの留袖をこちらの記事にて紹介しています。本当にレンタルされている留袖が、どんな柄がこちらからぜひご確認ください→【最新版】留袖レンタルするならこれがおすすめ!人気ランキングトップ5(M、Lサイズ)
【実例紹介】留袖選びに迷った時の、とっておきのヒント
「たくさん素敵な留袖があって、どれを選んだらいいのか決められない…」「正直に言うと、着物に馴染みがなくて、価格以外の違いがよく分からないし、興味も持てない…」
留袖選びでは、そうお悩みになり、苦しい気持ちになってしまうお母様が本当に多くいらっしゃいます。
でも、ご安心ください。
そんなお悩みの末に、素敵な一着に巡り会ったお客様の実際のエピソードをご紹介します。
きっと、あなたの留袖選びのヒントが見つかるはずです。
「会場の雰囲気」をヒントに選ぶ、という選択
あるお母様は、たくさんの留袖を前に、まさに「どう選んでいいか分からない」と、大変お疲れの様子でした。
着物に馴染みがなく、ご自身の好みも分からない…そんな苦しいお気持ちの時に、私たちカネマタのスタッフから「結婚式場は、どんな雰囲気の場所ですか?」とお尋ねしたことが、大きなきっかけとなりました。
お話を伺うと、会場は青と白を基調とした、海が見えるリゾートっぽい披露宴会場とのこと。
そこで、黒留袖の中でも、瑞々しい青や涼やかなシルバーの色が使われた留袖をご提案したところ、「これなら、会場に合いそう。こういう選び方もありなんですね」と、安心してその一着に決めてくださいました。
新郎新婦の「好き」やテーマに寄り添って選ぶ
また、別のお母様は、会場にドライフラワーをたくさん飾った、ナチュラルで温かみのある結婚式を挙げられたカップルのエピソードです。
その方は、お二人が心を込めて作り上げたその優しい世界観に合わせて、たくさんの草花が柔らかく描かれた柄の留袖をお選びになりました。
さらに当日は、ご自身の髪にもかすみ草のドライフラワーを髪飾りとして差して行かれました。
花嫁であるお嬢様にも、喜ばれたそうです。
このように、新婦のウエディングドレスの雰囲気や、お持ちになるブーケの花の種類と、ご自身の留袖の柄をそっとリンクさせてみるのも、祝福の気持ちが伝わる、とても素敵な選び方ですね。
「本当はドレスが…」そんな想いを叶えるデザインを選ぶ
また、こんなお母様もいらっしゃいました。
「お相手のお母様が留袖なので私も合わせるけれど、本心ではドレスが着たかったんです。鶴や松といった、いかにも和風な古典柄は、どうも自分の好みではなくて…」と、正直な気持ちを打ち明けてくださいました。
そんなお母様にご提案させていただいたのが、黒地に、大輪のバラがエレガントに描かれた、あまり和風すぎない洋風のデザインの留袖です。
これには「あまり着物っぽくない!これならドレスみたいでいいかも!」と、大変喜んでいただけました。
このように、ご自身の「好き」という気持ちや、お祝いの舞台となる「場所」、そして「新郎新婦の想い」をヒントに選んでみるのも、迷った時に、運命の一着に出会うための素晴らしい方法なのです。
どこで借りるのが賢い?式場・貸衣装店・ネットレンタルの違いと費用相場
留袖をレンタルする際、多くの方が悩むのが「どこで借りるか」という問題です。
最近では様々な選択肢がありますが、それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身にとって最適な方法を見つけましょう。
気になる費用は?留袖レンタルの一般的な料金相場
留袖のレンタル料金は、選ぶお着物の質やブランド、セット内容によって本当に様々ですが、一般的な相場としては、フルセットで2万円台から10万円以上と、かなり幅広いのが実情です。
ただ、当店にお越しになったお客様からよくお聞きするお話では、式場と提携しているお店でレンタルされる場合、「スタートが5万円くらいからです」と言われるようです。
もちろん、価格だけで一概に判断できるものではありませんが、一つの目安として、品揃えや受けられるサービス内容と合わせて総合的に見て、ご自身が納得できる価格帯のお店を選ぶことが大切ですね。
メリット・デメリットを比較!式場・貸衣装店・ネットレンタル
式場提携店でレンタルする場合
- メリット: 何よりも、手続きが楽で、当日の衣装の持ち運びや返却の心配がないことが多いです。新郎新婦の衣装選びと一緒に相談できる手軽さも魅力でしょう。
- デメリット: どうしても選べる留袖の種類が限られてしまったり、価格設定が外部の専門店に比べて、やや割高な傾向が見られたりすることがあります。
外部の貸衣装店(店舗型)でレンタルする場合
- メリット: 圧倒的に豊富な品揃えの中から、本当に気に入った、ご自身に似合う一着を選ぶことができます。 また、専門店ならではの高い品質と、競争力のある価格設定も大きな魅力です。着物のことを知り尽くした専門スタッフに、コーディネートの細かな相談までできるのも、心強いポイントですね。
- デメリット: 式場によっては、衣装の「持ち込み料」がかかってしまう場合があります。
ネットレンタルを利用する場合
- メリット: 店舗に足を運ぶ必要がなく、ご自宅で好きな時間に選べる手軽さが魅力です。価格も比較的リーズナブルなことが多いでしょう。
- デメリット: やはり、実物を直接見ることができないため、「思っていた色と違った…」という心配や、サイズ感が分かりにくい、といった不安がつきものです。
【貸衣装店のスタッフから、ちょっと内緒のお話…】
式場への「持ち込み料」についてですが、実は、過去にお客様から「レンタルした衣装の持ち込みは有料だけど、自分の手持ちの着物(私物)としてなら持ち込み料はかからないと言われたんです。なので分からないようにしてください」というご相談を受けたことがありました。
その際は、私たちがご用意した留袖を、あたかもお客様ご自身の私物であるかのように、当店名が入った専用の箱やバッグではなく、お客様がお持ちの風呂敷や店名の入っていない段ボールに丁寧にお包みし、式場へお持ち込みいただいた、なんてことも…。
あくまで一例ですが、そんな裏技的なお手伝いができるのも、長年お客様に寄り添ってきた、小回りの利く貸衣装店ならではかもしれませんね。
【人気柄もご紹介】カネマタの留袖レンタルと安心のサポート体制
私たちカネマタ衣裳店は、店舗でのご相談はもちろん、ネットでのレンタルであっても、お客様に心からご満足いただけるよう、豊富な品揃えと、きめ細やかなサポート体制を整えております。
【カネマタで人気の留袖】古典柄からモダン、ブランドまで
カネマタ衣裳店では、お立場やお好みに合わせてお選びいただけるよう、実に多彩な留袖をご用意しております。
時代を超えて愛され続ける鶴や御所車といった、おめでたい意味合いを持つ縁起の良い古典柄はもちろん、現代的な結婚式場にも美しく映えるモダンで洗練されたデザイン、そして多くの女性の憧れである「桂由美」などの有名ブランド留袖まで、豊富な選択肢の中から、きっとあなたの運命の一着を見つけていただけます。
ネットでもご安心を!ご自宅で完結するカネマタのレンタルサービス
「ネットレンタルは、実物が見られないから不安…」「サイズが合うか心配だわ…」そんなお声にも、私たちカネマタはしっかりとお応えします。
私たちは、お申し込みの前に、ご自宅で実際にレンタルしたいお着物をお確かめいただける「宅配試着サービス」をご用意しております。
画面越しでは分かりにくい色合いや生地の質感、そして何よりも大切なサイズ感を、ご自身の目で直接ご確認いただけるので、ネットレンタルが初めての方でも心から安心してご利用いただけます。
愛知県半田市に実店舗を構える、創業118年の老舗貸衣装店としての信頼と実績で、お客様の不安を「安心」と「納得」に変えるお手伝いをいたします。
お悩みに寄り添うLINE無料相談「こんな相談もできます!」
カネマタ衣裳店では、お客様お一人おひとりとのコミュニケーションを何よりも大切にしています。
その中心となるのが、多くのお客様からご好評をいただいているLINEでの無料相談です。
ご相談はもちろん無料で、ご相談の回数や時間にも一切制限はございません。
「私の年齢だと、どんな柄が似合うかしら?」といったご相談はもちろん、過去には、お客様からこんな素敵なご相談もありました。
「主人が、結婚式で鶴の刺繍が入ったお洒落なネクタイを締める予定なんです。それに合わせて、私の留袖も鶴の柄で、できれば帯にも鶴がいるような、夫婦でテーマを合わせたコーディネートはできませんか?」
もちろん、喜んでお手伝いさせていただきました。
私たちは、そんなお客様一人ひとりの、お子様やご家族への愛情にあふれた素敵な想いを形にするため、膨大な商品の中から最高の組み合わせを探し出し、ご提案することに何よりの喜びを感じています。
年間100名以上のお客様のコーディネートをお手伝いしている経験豊富なスタッフが、まるでお客様専属のコーディネーターのように、その心に深く寄り添い、最高の一日を迎えるためのサポートをさせていただきます。
この記事でご紹介しているお写真も、すべて、こうして私たちを信頼してくださった実際のお客様の、素晴らしい晴れ姿です。
留袖レンタルに関するよくあるご質問(Q&A)
ここでは、お客様からよく寄せられるご質問とその回答をいくつかご紹介します。
Q. 体型に合うサイズがあるか心配です。
A. ご安心ください。
カネマタ衣裳店では、標準サイズだけでなく、幅広いサイズのお着物をご用意しております。
お客様の身長やヒップサイズ、普段のお洋服のサイズなどをお伺いし、最適な一着をご提案させていただきます。
ネットでのご注文の際も、これらの情報をお知らせいただければ、専門スタッフが確認いたします。また、実際に着心地をお確かめいただける宅配試着サービスもございますので、ぜひご活用ください。
Q. 結婚式場へ直接、衣装を送ってもらうことはできますか?
A. はい、可能です。お客様のご指定の場所(ご自宅、結婚式場、ご宿泊先のホテルなど)へ、ご着用日の2日前までにお届けいたします。
ご返却も、式場やホテルから直接送っていただけるよう、着払い伝票を同封しておりますので、結婚式当日にお荷物が増える心配もございません。
最高の笑顔で迎えるハレの日。留袖選びはカネマタにお任せください
お子様のご結婚という、ご自身の人生においても大切な、喜びに満ちた一日。
その素晴らしい日にお召しになる留袖選びのポイントから、レンタルに関する様々な情報までご紹介してまいりました。
この記事が、皆様が自信を持って、そして楽しみながら留袖をお選びいただくための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
一番大切なのは、ルールや慣習以上に、お召しになるご自身が心から「素敵だ」と思える一着を身にまとい、最高の笑顔でお子様の門出を祝福してあげることだと、私たちは考えております。
私たちカネマタ衣裳店は、愛知県半田市で創業118年、長きにわたり数えきれないほどのご家族のハレの日をお手伝いさせていただいた経験と知識を基に、お客様お一人おひとりの心に寄り添ったサポートを何よりも大切にしています。
留袖選びに関するご不安やお悩みは、どうぞお気軽に、私たちカネマタ衣裳店にご相談ください。
経験豊富なスタッフが、皆様からのご連絡を心よりお待ち申し上げております。
水曜以外の9:00~18:00ならお電話での問い合わせも可能です。
さっと気軽に、気になる事をお尋ねください♪
お電話: 0569-21-1085
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