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2019/11/12
着物を脱いだ後はどうするの?着物のお手入れと保管方法!
着物を脱いだ後、皆さまは着物をどうされていますか?
繊細な着物は、洋服のようにすぐに洗濯機に入れることは出来ませんよね。
着物のお手入れ方法など、着物を着る機会がある方は知っておいて損はないですよ。
今回は着物を脱いだ後のお手入れ方法や、着物の正しい保管方法をご紹介します。
【着物のお手入れ方法】
1. 着物を脱いだら、衣紋かけ(和装用ハンガー)にかけて風を通し、湿気を取りながら汚れやシミの有無を調べます。
長襦袢も同じです。
太陽の光や蛍光灯のもとに長く置くと、紫外線などによって変色することもあるので注意が必要です。
2. 柔らかい布などで着物全体のホコリを払い落とします。特に袖口、衿山、衿下、裾に気を付けます。
3. 体温や湿気、ホコリを取り除いた後、さらにシワをとってから畳みます。シワの部分に当て布をして、低温のアイロンをかけます。
特にきついシワの場合は「当て布」に霧吹きをしてからアイロンをかけるようにします。「スチーム」は禁物ですのでご注意を。
シワを取ろうとして掛けたままにするのは形が崩れるもとになりますよ。
4. 帯はほどいてすぐ、温もりがあるうちに平らな場所で叩いてシワを伸ばしながら畳みます。
シワがきついときは、当て布をして低温のアイロンをかけましょう。
【着物の保管方法】
◯湿気を避ける
着物や帯は一枚ずつ畳紙に入れ、湿気の少ないたんす(桐たんすなど)に保管することをお勧めします。
衣装箱などを使う場合は、底にすのこを敷き、除湿剤を入れるとよいです。
ビニール袋などでの保管は、カビ・シミが発生するもとになりかねません。
しまうときはたんすの底に紙を敷き、防虫剤もきものや帯の入った畳紙などに直接触れないよう、紙に包んだ状態で入れます。
色の違う帯は、変色を避けるために別々にしまって下さい。
◯日を選んで虫干しをする
気を付けてしまってあったとしても、点検をかねて年に二度は虫干しを行いたいものです。
着物は湿気を嫌い、風を好みます。
晴天が2~3日続いた後の湿気の少ない日を選び、風通しの良い日陰に干しましょう。
少し手間に思われるかもしれませんが、こうしたお手入れをしっかりとすることで綺麗な着物を維持できますよ。
お手入れをすることで、より一層愛着も湧くはず。
綺麗な着物で大切な日を彩りましょう。
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