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2019/11/11
着物を汚してしまった!応急処置はどうするの??
着物を着ていて不意に汚れがついてしまったことはありませんか?
女性ですと口紅などの化粧品が付いてしまったり、七五三でお子様が着た時に食べ物や飲み物を溢してしまったりすることがあるかもしれません。
そんな時にまずやって欲しい応急処置の方法や、やってはいけないNG行為をご紹介します。
【着物についた汚れ!やってはいけないNG行為】
◯生地を擦ること
汚れがついてしまうと、擦って拭き取りたくなりますが、NGです。
濡らした布などで汚れをこすると、多少色は薄まったとしても汚れの範囲が大きくなります。汚れた部分が広がると、その分しみ抜き作業が増えます。
汚れは、最初についた場所よりも範囲を大きくしないことが大事なのです。
おしぼりも除菌のためのアルコールが含まれているものが多く、変色の原因になるため使わない方が無難です。
【着物についた汚れの種類別、応急処置!】
◯飲み物(コーヒー・お茶・ジュース)などの液体系
濡れタオルかティッシュペーパー、柔らかい布を軽く当てて汚れを吸い取ります。
強く押し付けると繊維に汚れが染みこむので、水分だけを取る感じでそっと押さえて汚れを吸い取りましょう。
◯食べこぼし・口紅・クレヨンなどの油脂分系
固形物はティッシュや柔らかいタオルなどでそっとつまみ取ります。
濡れタオルで叩くと汚れの範囲を広げてしまうので、ティッシュかタオルでシミの広がりを押さえるだけにします。
応急処置では対処できないので、触らないようにするのが一番。帰宅したらできるだけ早めにプロのところへ持っていきましょう。
◯泥
濡れた状態でこすると生地の中に汚れが入るので、触らずにそのまま乾かし、乾いてから柔らかいブラシなどで泥を落とすようにします。
濡れ方がひどい場合は、泥をこすらないようにそっとタオルをあてて水分を吸い取ります。
◯卵や血液などのタンパク質系
汚れの中のたんぱく質が固まるので、お湯や温かいおしぼりは厳禁。
濡れタオルまたはハンカチやティッシュペーパーでそっと水分を取ります。
◯汗
乾いたタオルで押さえて水分を取り、脱いだらすぐ風干しして熱を取り、乾かします。
汚してしまった時、焦って汚れを取ろうとすると余計に落ちにくくしてしまうかもしれません。
焦らず冷静に応急処置をして、クリーニング屋さんに持って行くようにしましょう。
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